採用 2024.02.29

今年度の採用をふり返る

今年度の採用をふり返る

こんにちは。Talent Attraction & Acquisition部、採用マネージャーのミナミです。当社は今日が年度の最終日。今年度は採用としてもいろんな取り組みをやってきたので、このタイミングでふり返ってみようと思います。

1.採用の結果はどうだったか

採用人数について

今年度の1年間で、新たに85名*(正社員:新卒+中途)の新規採用という結果になりました!!

*2023年度採用人数
中途採用:65名(採用決定済み未入社も含む)
新卒採用:20名(24卒**)

*正社員入社のみカウント:2024年2/29日正午時点データ
**25卒の決定も生まれていますが執筆時点では完全終了していないのであえて含まず

ご入社いただいた(いただく)方々、面接官をはじめ採用に関わってくださった社員のみなさん、当社の採用を日ごろから支えてくださっている人材紹介会社、採用サービス企業の担当者のみなさま、採用後の入社前後のオンボーディングを支えてくれているPeople Success部のみなさん、そして採用チームのメンバー全員に、多大なる感謝を伝えたいです。

私はこの仕事を長くやってきていつも感じますが、採用は組織力。どれだけ多くのパワーを採用プロジェクトに巻き込めたかで、成果の大きさが決まります。

チャネル構成比について

特に中途採用で意識して取り組んでいるのは、人材紹介への依存度を健全な形で下げていくこと。同時に、ダイレクトリクルーティングをはじめ自社でのアウトバウンドな取り組みによる採用の比率を高めることです。

その理由は以前私が外部イベントで登壇した際のスライドに簡単にまとめてあるので、以下再掲します。

Scrum Fest Mikawa 2023での私の登壇資料から抜粋
Scrum Fest Mikawa 2023での私の登壇資料から抜粋

というわけで、今年の中途採用決定チャネルの内訳はどうだったか。結果は以下のような形でした。

経年変化で見ると、かなり意識して比率を変えに行っていることがわかると思います。自己応募による決定が生まれたのも、今年度の成果でした。

採用決定チャネルの経年変化(直近3年)
採用決定チャネルの経年変化(直近3年)

また、当社ではリファラル採用を有効なチャネルの1つとして位置付けていますが、昨年よりやや比率は下がったものの、安定して2割以上の比率となっています。今後も引き続き、人材紹介依存度を健全に低下させていきながら(同時に、パートナーである人材紹介会社様との取り組みの質を高めながら)、自社チャネルの比率を高めていく予定です。当社のリファラル採用についての取り組みは、以下記事にまとめました。

ウイングアーク1stの「リファラル採用」とは(前編)

ウイングアーク1stの「リファラル採用」とは(前編)

今回は私たちTalent Attraction & Acquisition部のメインミッションである人材獲得(採用)に関する内容です。テーマは、古くて新しい採用手法、「リファラル採用(社員の知人紹介による採用)」について取り上げたいと思います。

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2.振り返り

以下の記事でも紹介させていただいた通り、私たちは「採用のビジョン」というものを掲げて日々活動しています。

部署新設から1年。「採用のビジョン」について

部署新設から1年。「採用のビジョン」について

今日は採用活動全体のことについて書いてみたいと思います。テーマは「採用としてのビジョンとその必要性」です。

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記事からの再掲となりますが、「採用のビジョン」とは「採用における独自価値を最大化し、採用市場において圧倒的に魅力のある企業になる」というもの。これは言ってしまえば自社の採用力を高めるということですが、私たちは「採用における独自価値」の構成要素を「5つの力」として分解し、それらを自己採点し、高めるためのアクションに落とし込んでいます。

社内資料より「採用力5つの力」
社内資料より「採用力5つの力」

「5つの力」は今年どうなったか?

今年度取り組んだことと、それによって5つの力が上がったかどうかは、以下にまとめてみました。

平均で1.8点上がりました。
平均で1.8点上がりました。

採用力を上げていくことを考える場合、①すぐに変えられるものとそうでないものという軸(変えやすさ)、②変えたことにより採用力向上への寄与度が大きいものと小さいもの(寄与度)の大きく2つの軸があると思います。

今年は特に、エンジニアの報酬水準引き上げなど、「なかなか変えにくいが寄与度の大きいもの」も含めて取り組みことができたのは大きかったと感じています。

その他いくつかの取り組みは、期中に記事にもしているので、以下に関連するものをおいておきます。

エンジニアの報酬レンジ引き上げ

開発エンジニアの報酬レンジが改定されました!

開発エンジニアの報酬レンジが改定されました!

ウイングアーク1stの社員はどんな時も周りの方々の期待を超えるようなアウトプットを出し、信頼関係を構築することを胸に自身のミッションを全うしています。

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技育プロジェクト2023への参画

技育プロジェクト2023のふりかえり

技育プロジェクト2023のふりかえり

エンジニア職の新卒採用担当として、わたしは技育プロジェクトのイベントに年間を通して参加してきましたので、今回は年間協賛の取り組みについてのふりかえりが出来ればと思います。

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新卒採用リクルーター制度立上げ

新卒リクルーター組織キックオフとトップメッセージ

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ウイングアーク1stでは8月から、当社で活躍する様々な職種のメンバー総勢44名の方にご協力いただき、『リクルーター組織』を立ち上げました。

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リファラル採用の強化

ウイングアーク1stの「リファラル採用」とは(前編)

ウイングアーク1stの「リファラル採用」とは(前編)

今回は私たちTalent Attraction & Acquisition部のメインミッションである人材獲得(採用)に関する内容です。テーマは、古くて新しい採用手法、「リファラル採用(社員の知人紹介による採用)」について取り上げたいと思います。

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イノベーションラボ「D.E.BASE」の開設

イノベーションラボ「D.E.BASE」の設備を写真付きでご紹介!

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先週に続き、エンジニアの育成と採用を目的とした、エンジニアのためのイノベーションラボ「D.E.BASE(Data Empowerment BASE)」(東京都千代田区)の紹介記事となります。

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職種ごとのインターン実施

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今回は、先日実施された『ユーザニーズに応えて・社会課題の解決をするための開発を知るインターンシップ』についてシェアいたします!

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2024年最初の記事では、昨年末に実施したカスタマーエクスペリエンス職のインターンシップについてお届けします!

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「4フェーズ」は今年どうなったか?

また、「採用の独自価値」を高めた結果として、どのような採用の形が実現されなければならないのかについても定義し「4フェーズモデル」と名付けています。

社内資料より「4フェーズモデル」
社内資料より「4フェーズモデル」

図の通り、現在地はフェーズ2と3の間にいると認識しています。この4フェーズについての考察はまた別途記事にしようと考えています。というのも、フェーズの移行期ごとに直面する課題がかなり異なると思いますし、2から完全に3に移行するには、一定のキャズム(溝)があると感じます。さらには、採用力が高まりフェーズが上がるごとに、採用チームとしてみるべきKPIも変わってきてしかるべき・・・という具合に、かなりここは掘り甲斐のあるテーマに思えるので、今度考察して記事化してみようと思います。

3.さいごに

改めて取り組みをふり返ってきましたが、本当に色々なことにチームでチャレンジした1年だったなと思いました。もちろんここには書ききれなかったことの方が多いですし、うまくいかなかったこともそれなりにいろいろありましたが、全体として前に進んだことは確かで、手ごたえを感じています。

取り組みとしてのチャレンジの裏側で、チームにもいろいろ変化がありました。私(ミナミ)が1か月の育休を取らせてもらったり、T子が産育休に入ったり、サウナ-が入社してきてくれたりと、組織の側面でも大きな変化を経験した年でした。

そのたびに、やはり組織として「ビジョン」を共有していることの強みを実感しました。ビジョンには、自分たちを遠くに連れて行ってくれる役割のほかに、それに共感した優秀な才能を、外からひきよせる力もあることを、とても身に染みて理解することができました。

来年度も引き続き、チームでいい仕事をしていきたいです。

チームで撮った写真。お気に入り。
チームで撮った写真。お気に入り。
採用組織論(採用におけるビジョン、戦略、組織について)

採用組織論(採用におけるビジョン、戦略、組織について)

我々の組織体制について、その背景にある考え方や思想の部分を含め、我々の主観に偏りすぎないよう、学術知の力も多少借りながら語りたいと思います。

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