インタビュー 2024.05.09

狙うは業務効率化の「社会インフラ」。技術統括が語るウイングアーク1stのエンジニアのやりがい

狙うは業務効率化の「社会インフラ」。技術統括が語るウイングアーク1stのエンジニアのやりがい

帳票・文書関連ソリューション、データエンパワーメントソリューションなど、法人向けソフトウェアおよびサービスを開発・販売するプロダクトベンダーであるウイングアーク1st。前回の伊藤氏に引き続き、同社の採用面接の担当者を知るシリーズの3回目。今回は、執行役員および技術統括として製品の根幹に関わる意思決定を行う崎本氏にフォーカス。これまでのキャリアとウイングアーク1stのカルチャーに加え、個人的に重視する価値観や求める人材像を伺った。

インタビュイー:Business Document事業部 執行役員・事業部長 BD開発統括部 統括部長 崎本 高広
2000年入社。営業・プリセールスを経て、2007年よりSVFの製品企画に携わり、製販一体型のモノづくりのフレームワークを構築。2015年にSVFのクラウド化プロジェクトに抜擢、その後もクラウドサービス全般の開発・検証・運用マネジメントを遂行、組織横断型の体制作りを推進。現在はクラウド技術の責任者とBD事業の副事業部長として帳票事業の成長・拡大に取り組んでいる。

お客さまとシステムの「橋渡し」ができる存在を目指して

――これまでの経歴を簡単に教えてください。

前職では、SIerでエンジニアとして働いていました。さまざまなお客さまのニーズに沿った開発を経験し、スキルやノウハウを磨くことができましたが、もっとお客さまの声を聞きたいという想いから、営業職への転職を決意。ウイングアーク1stの前身である翼システムに中途入社し、「お客さまは何を考えているのか」「どんな製品なら使ってもらえるのか」を深く考える経験を積みました。

その後、「より多くのお客さまに使っていただける製品を作りたい」という思いから、製品企画の部署に異動しました。企画に携わるうちに「自分の手を動かしながら、より良い製品を作りたい」という思いが強まり、開発を担う関連子会社に転籍。2004年に帳票関連事業が「ウイングアークテクノロジーズ株式会社」として独立分社化してからも、引き続き開発に従事していましたね。

――実は、ウイングアークの社名をつけたのは崎本様と伺いました。どのような思いをこめて社名を決めたのか教えてください。

ちょうど社内で、社名を決める公募が出ていたんです。翼システムの「翼」と、「お客さまとシステムの『橋渡し』ができる存在となり、お客さまへ価値を提供をしたい」という思いを表す名称として提案したところ、そのシンプルさが評価されて、採用に至りました。

――現在、執行役員としてどのような業務を担当されているのでしょうか。

主に三つの領域を管掌しています。

一つ目は、弊社の主力製品である帳票基盤ソリューション「SVF」や、電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」を取り扱うBusiness Document(以下、BD)事業部の技術統括です。企業間電子取引における文書流通の円滑化を支援する各製品の要件・仕様から、技術選定まで、全てを決定する立場を任されています。

二つ目は、独立当初に社長から直々に立ち上げを任されたクラウドサービス関連事業です。クラウド環境の整備と運用全般の責任者を任されています。データを可視化して効率的なデータ活用を支援するBIダッシュボード「MotionBoard」など、BD事業部以外の製品も手がけています。

三つ目は、情報セキュリティ関連事業です。当社クラウドサービスでは、さまざまなお客さまから大切なデータを多数お預かりしています。情報漏洩などがないように、ウイングアーク1st全社の情報セキュリティ管理を行っています。

お客さまにとことん向き合い、「本質的課題」の発見・解決に取り組む

――帳票処理のデジタル化で日本がどう変わるのか、学生にも分かりやすくご説明いただけますか?

取引や会計関連の記録書類全般を扱う帳票の世界は、まだまだアナログが主流です。紙の書類を電子データ化する「アナログからデジタルへの橋渡し」は人間が担っています。大きな企業では、この作業だけで100人月(※)ほどの工数がかかっていることも。

※100人が1カ月働いた場合の作業量

よく「DXで効率化だ!」と言われますが、ソフトウェアで解決できる問題は、全体のごく一部なんですね。世の中の人々がシステムを十分に活用できるようにするには、帳簿の仕組みそのものの再構築が不可欠です。

BD事業部は、電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」を通じて、中小企業や大企業に加えて、地方自治体などさまざまなレイヤーのお客さまを巻き込んで、DXを推進しています。

ソフトウェアの力でDXを推進することで、リソースを割かれていた人たちが本来行うべき業務に注力でき、より多くの価値を生み出すことができます。いずれ、ウイングアーク1stの製品・サービスがそんな世界に不可欠な社会インフラとなることを目指し、今後も事業を展開していきます。

――崎本さんがウイングアーク1stで働くやりがいを教えてください。

お客さまの課題に寄り添って考えた解決策を、直接提案できることです。お客さまの声から本質的な課題を探り、最適なシステムを提案することは楽しくもあり、大きなやりがいを感じられる瞬間でもあります。

また、ウイングアーク1stは、信頼できる社員(メンバー)ばかりなので、「チャレンジングな解決策でも、きっと実現してくれるだろう」と自信を持って提案できます。お客さまの成長とメンバーの成長、その両方を目の当たりにできることも、いまの仕事の醍醐味です。

――ご自身の成長を実感したのはどんなときですか?

売れる製品を作れるようになったときですね。お客さまから「業務効率が上がった」「何百万、何千万円のコスト削減ができた」といった声をいただけると本当にうれしいです。

過去には「最高の機能だ!」と自信を持って作ったのに、鳴かず飛ばずだったことも。「方向性が間違っていたのかもしれない」「もっとお客さまのニーズを深掘りできたのではないか」という反省を活かし、「お客さまのところに全ての答えがある」と考え、とことんお客さまと向き合う姿勢を重視するようになりましたね。

お互いに尊重し合える信頼関係が、成長と挑戦の基礎となる

――他のメンバーの方へインタビューした際も、揃ってやりがいや成長を実感する瞬間として「お客さまへの貢献」に言及されています。本当にお客さまを大切にするカルチャーが根付いているのですね。

お客さま第一の姿勢は、ウイングアーク1stのDNAとして定着しています。システムを「どのように作るか」は、技術で解決可能ですが、「何を作るか」は、お客さまの声に深く耳を傾ける必要があります。簡単なようで、果てしなく難しい問いなんです。

とはいっても、お客さまの要望を単純に反映しても良い製品にはなりえません。例えば「この箇所にボタンが欲しい」という単純な要望にも、その考えに至った理由を掘り下げ、一歩踏み込んだ提案をする。お客さまも気付いていない本質的な課題を解決できる製品を作るには、そのようなコミュニケーションが肝心です。

――崎本さんから見て、ウイングアーク1stはどんな会社ですか?

失敗を恐れて現状維持に留まるよりも、チャレンジすることを歓迎する社風です。だからこそ、チャレンジした結果が失敗に終わっても、寛容に受け入れる土壌もあります。一方で、積極的にチャレンジを推奨しているからこそ、常に成長が求められる会社だとも思いますね。

ウイングアーク1stではメンバーの成長を測る指標として、定性的な目標を設定しています。例えば、エンジニア職であれば「要件定義から仕様設計、開発まで一人でできる」、「新機能の概要を理解し、詳細まで作り込める」、「部門のメンバーをマネジメントして、今より開発速度を1.5倍あげられるようなマネージャーになる」など、評価を明確にすることで、ペイ・フォー・パフォーマンス(業績・成果連動型給与体系)の定着に努めています。

――働くうえで大切にしている価値観を教えてください。

ウイングアーク1stの行動指針の一つである「お互いを尊重し、共通の目的達成のチームになれる」を重視しています。確固たる信頼関係があるからこそ、スピーディーな課題解決や、新しいことへの挑戦ができ、一人ひとりの強みが最大限に活かされると考えているからです。

「懐の広い」ウイングアーク1stで、日本社会を豊かにしよう

――ウイングアーク1stで活躍できる人の特徴を教えてください。

好奇心のある人が向いています。例えば、「なぜ、このような業務フローになっているんだろう」と疑問をもつことで、より効率的な方法が見つかるかもしれません。他部門の業務に興味を持ち、調べることで部門間の溝に落ちてしまいがちな業務を的確に拾い上げ、プロジェクト進行が円滑になることもあります。

反対に、現状に満足してしまうとそれ以上の成長にはつながりません。だから私は、新入社員には、必ず「分かったつもりにならずに、どんどん疑問をぶつけてほしい」と伝えています。入社後は一番「分からない」と言いやすい期間。臆せずに、周りに分からないと素直に伝えて、貪欲に知識を吸収してください。

ウイングアークで、できることは本当にたくさんあります。新しい技術やお客さまの困りごとなど、幅広い事柄に興味を持ち、製品の詳細、お客さまの要望、部門間の連携などについて正しい理解を積み重ねることは、将来大きな判断をするときの糧になるでしょう。

また、お客さまの課題を発見・解決するには、他人任せにせず、自分ごととして仕事に向き合う必要があります。困ったときに頼りたくなるのは、「自分で解決するんだ」と責任を引き受ける覚悟がある人ですからね。当事者意識を持って仕事に取り組める人と一緒に働きたいです。

――最後に、読者へメッセージをお願いします。

自社製品のアプリケーション開発、要素技術開発、クラウドサービス、情報セキュリティなど多分野にわたって活躍できるウイングアーク1stは「エンジニアにとって懐の深い会社」です。

またウイングアーク1stは、IT後進国と言われている日本の現状を打破し、日本の未来を支える技術をもつ会社の一つであると自負しています。ウイングアーク1stで最新技術を学び、お客さまを、そして社会全体を豊かにする方法を一緒に考えましょう。

ライター三輪 愛 カメラマン上田 真希子