採用 2024.08.09

【セミナーレポート(動画付き)】目標管理と組織におけるOKR ~組織の「目標管理」、うまくできていますか?~

【セミナーレポート(動画付き)】目標管理と組織におけるOKR ~組織の「目標管理」、うまくできていますか?~
坪谷 邦生
株式会社壺中天 代表取締役
20年以上人事領域を専門分野としてきた実践経験を活かし、人事制度設計、組織開発支援、人事顧問、書籍などを通じて企業の人事支援をおこなう。 2020年に”人事の意志をカタチにする”株式会社壺中天を設立。主な著作は『図解 人材マネジメント入門』(2020)、『図解 組織開発入門』(2022)、『図解 目標管理入門』(2023)、『図解 労務入門』(2024)など。
宮本 隆輔
ウイングアーク1st株式会社 People Success部 部長
2005年サイバーエージェント入社。子会社の営業責任者、採用責任者、新規事業の立ち上げなどを経験した後、同社採用広報責任者として新卒採用に従事。その後、インターネット広告事業本部にて営業と人事を兼任、同社を退社する。2022年ウイングアーク1st株式会社入社。採用部門の責任者を経て現在は人事部門の責任者として、新たな挑戦をしている。

こんなお悩みを抱えている方、ぜひご覧ください!
・組織やメンバーの目標管理に悩んでいる
・MBO、KPIなどを制度に取り入れているものの、うまく活用できている感じがしない
・業績は上がっているのに、なぜか退職者や疲弊したメンバーが増えている

こんにちは!People Success部 Talent Attraction & Acquisition G 採用担当のふぃーかです!

突然ですが、みなさん、組織の「目標管理」うまくできていますか?

「メンバーの目標管理が難しい…どのように設計すればよいのかわからないな…」
「MBO、OKR、KPIって何が違うの?よくわかっていないな…」
「とりあえず年に数回目標は立てているけれど、果たして機能しているのだろうか…?」

こんなお悩みを持った方も多いのではないでしょうか?

さて、当社では先日、人事領域を専門にご活躍されている坪谷 邦生さんをお招きし、「目標管理」をテーマにしたセミナーを行いました。

セミナー前半は、坪谷さんの著書「図解 目標管理入門」をもとに、目標管理の理論について解説いただき、セミナー後半では、ウイングアーク1stの事例をもとに、実践的な目標設定の方法や実践におけるポイントを学びました。

本記事では、当日のハイライトや参加者の声などを振り返ります!

本セミナーは、当社D.E.BASEでのオフライン参加と、ウェビナーでのオンライン参加の、ハイブリッド形式で開催しました。
本セミナーは、当社D.E.BASEでのオフライン参加と、ウェビナーでのオンライン参加の、ハイブリッド形式で開催しました。

セミナーの流れ

本セミナー「目標管理と組織におけるOKR」は、【理論編】と【実践編】の2部構成で実施しました。

【理論編】坪谷さんより「目標管理とは」
目標管理の理論や、目標管理における様々な手法(MBO、KPI、OKR等)の違いや正しい解釈について、坪谷さんに解説いただきました。

【実践編】宮本より「自社のVDOKR」(※)から学ぶ目標管理
ウイングアーク1stの目標管理は「OKR」を用いています。実際の組織で起きている課題を例に、目標管理実践のポイントについて、坪谷さんからアドバイスを頂きました。

※VDOKR(Vision Driven Objective and Key Result):
ウイングアーク1st独自の用語。ウイングアーク1stが目指す「Vision」を実現するための「OKR」を設定するという意味合いで、社内では「VDOKR」と名付けている。全ての役員と部門の「VDOKR」が社内に公開されており、全員がいつでも会社が目指す方向に立ち戻ることが出来るようになっている。

さらに、セミナーの後には、オフライン参加の方限定で、懇親会も実施しました。バックグラウンドは違えど、共通の悩みを持つ者同士で、意見交換や交流をする場となり、どのテーブルも非常に盛り上がっておりました!

セミナーハイライト

【理論編】の内容をいくつかピックアップしてご紹介します!

Q1:そもそも目標管理(MBO)とは何か?

MBOは「人事制度」ではなく「哲学」である

MBOのことを、経営者と人事が管理するための「人事制度」と認識している人が多い。しかし、MBOを提唱したピーター・F・ドラッカーによると、MBOとは、マネージャーと働く人が持つべき「哲学」である。

登壇資料から抜粋
登壇資料から抜粋

Q2:OKRとは何か?

定量目標「KR」だけを立ててしまい、定性目標「O」が抜けてしまう日本の「OKR」

インテル社によるMBOの実践手法の一つが「OKR」(Objectives and Key Results)。

「Objectives」は「共通の目標」のことで、測定できなくてよいもの。一方、「Key Results」は「主要な結果指標」のことで、時間軸をはっきりさせた測定可能で検証可能なモニタリングの基準、つまり、測定できる定量的なものを指している。

OKRを機能させるコツは、「Objectives」を先に立ててから、「Key Results」を立てること。しかし、日本でOKRが流行し始めてから、OKRの、「KR」(定量目標)だけを立てて、「O」(定性目標)が抜けてしまう企業が増えてしまった。

登壇資料から抜粋
登壇資料から抜粋

Q3:KPIとは何か?

KPIの流儀 ~BSC流とリクルート流~

「KPI」もMBOと同様に、多くの企業で流行し始めたものの一つ。実は、KPIには様々な流儀があり、日本で使われているKPIの大半は、「BSC流KPI」、「リクルート流KPI」のどちらかであることが多い。
しかし、この二つの考え方は全く異なるので、明確に違いを理解しておいた方がよい。

登壇資料から抜粋
登壇資料から抜粋

「MBO」と「OKR」と「KPI」の3層構造で理解する

「目標管理」という言葉は、「MBO」と「OKR」と「KPI」のすべてを網羅した表現になっているため、わかりづらい(以下図の通り)。「目標管理」という言葉は曖昧であるということ、そして、「MBO」と「OKR」と「KPI」それぞれの定義を正しく理解することが大事である。

登壇資料から抜粋
登壇資料から抜粋

Q4:あなたの会社の「目標管理」、うまくいってますか?

登壇資料から抜粋
登壇資料から抜粋

ここから先が気になる方は、是非本セミナーの動画をご覧ください!
※動画は本記事の末尾にございます。

セミナー参加者の声

セミナー終了後のアンケートより、参加者のみなさまの声を一部抜粋してお届けします!

・目標管理が仕組みや制度ではなく、哲学というのが印象的でした。

・仕事で「KPI」は良く飛び交う言葉ですが、きちんと理解しないまま使用していたことに気が付きました。本セミナーで勉強するきっかけとなったので、満足しています。

・ウイングアークさんの実例をもとに、著者(坪谷さん)のお話を伺えてよかったです。

・目標管理に苦手意識がありましたが、坪谷さんが提唱する葛藤克服型(業績向上と人間性尊重両方を統合する)のお話が聞けて、目指すところが少し見えてきた気がします。また、パフォーマンスが得意な人とメンテナンスが得意な人のコンビを組ませるお話など、人を生かしてことをなす、という坪谷さんの信念や人柄が伝わり、仕事や組織に対して前向きな気持ちが湧いてきました。ありがとうございました。

・(オフライン参加の方より)目標管理に関する新しい発見があり、さらに、新たな人との出会いに繋がったこと感謝しています。開催いただきありがとうございました。

他にも、「1時間という短い時間ながらも、理論の解説とケーススタディの両方が入っていて非常に濃密な時間でした」、「これをきっかけにもっと勉強したい、自組織に持ち帰って考えたいと思いました!」といった声を多く頂き、非常に満足度の高いセミナーとなりました。

坪谷さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

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セミナー動画

【前編】目標管理の理解を深めたい方はこちら

【後編】目標管理実践のコツを学びたい方はこちら!

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